公衆衛生大学院 教育振興基金

Nadine Ebeidさん

エジプト出身 医師

2017年聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科専門職学位課程修了
2018年より世界保健機関 東地中海地域事務局 (WHO/EMRO)にてコンサルタントとして勤務

2015年に聖路加国際病院で医学研修を受ける機会があり、日本の洗練された医療制度や教育、文化、そして聖路加国際病院の非常に効率的なシステムについて学ぶ貴重な経験をしました。その後、聖路加国際大学に公衆衛生大学院が新設されることを知り、その目的と教育方針に共感し、ぜひ公衆衛生学を学びたいと考え、出願を決めました。非常に幸運なことに奨学金を得ることができ、第一期生の一員になることができました。

聖路加の先生方は私に何事にも積極的に参加すること、さまざまな視点から物事をとらえること、既存の考えにとらわれずに常に革新的な考えを持つこと、どんなに困難で到達不可能に見える目標でも粘り強く挑戦し続ければ、必ず達成する方法があること、これら4つの大切な学びを与えてくれました。そして2年間の在学期間においては多様性に富んだ学修環境の中で互いの違いを尊重しあうことの大切さについて学ぶこともでき、それら全てが現在の仕事に活かされていると感じています。

私は現在世界保健機関(WHO)の東地中海地域事務局の病院管理/医療制度部門に勤務し、主に病院の救急医療の改善に取り組んでいます。最近では、当該地域にある国々の病院スタッフの状況分析を行う新しいプロジェクトを開始しました。

将来的には、必要な医療がまだ十分に行き届いていないアフリカ諸国で、そこに住む人々や国全体にも良い変化をもたらすために尽力したいと考えています。私個人としてもさらに臨床および研究スキルを磨いて、全世界の人々に広く医療が行き渡るよう努力を重ねていきたいです。

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