学校法人 聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂

2023年4月28日、竣工記念礼拝が行われました

聖路加の理念を具現化した祈りの場で日本聖公会武藤謙一首座主教、日本聖公会東京教区髙橋宏幸主教をはじめとする聖職に司式を執り行っていただき、礼拝堂の再開を祝しました。当日は当法人オルガニスト就任記念として「J.S. バッハ:前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552」が後奏に演奏され、荘厳なオルガンの音色がアーチ形の高い天井に響き渡りました。聖路加に集う人々が明るい未来に向けて一体となることを胸に誓う、記念すべき一日となりました。

礼拝の様子はYouTubeでライブ配信され、多くの皆さまにご視聴頂きました。引き続きアーカイブ配信も行っておりますので、ぜひご覧ください。

聖ルカ礼拝堂の竣工を記念し、聖路加のシンボル、十字架の塔をデザインした鐘塔クロックを販売しています。
聖路加オリジナル 鐘塔クロック

引き続き、聖ルカ礼拝堂整備募金へのご寄付も受け付けています。何卒ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

  • メッセージ日本聖公会首座主教 武藤謙一
  • 司式日本聖公会東京教区主教 髙橋宏幸
  • 補式主教 五十嵐正司 チャプレン
    司祭 ウィリアムス郁子 チャプレン
    執事 中村真希 チャプレン
    司祭 上田憲明 チャプレン
  • 奏楽高橋博子(学校法人聖路加国際大学オルガニスト)
  • 聖歌隊聖ルカ礼拝堂聖歌隊

学校法人聖路加国際大学オルガニスト就任

学校法人が主催する主要礼拝の奏楽を担当する学校法人聖路加国際大学オルガニストとして高橋博子氏が2023年4月に就任しました。

Hiroko TAKAHASHI, org 東京藝術大学オルガン科卒業、同大学大学院修了。ドイツ国立ハンブルク音楽演劇大学卒業。1999年北ドイツ・ツェレ・ニーダーザクセン国際オルガニストコンクール、2000年北ドイツ放送局 (NDR) 音楽賞国際コンクール共に優勝。2023年4月より学校法人聖路加国際大学オルガニスト。

ごあいさつ

聖路加国際病院副院長 / キリスト教センター担当理事 山内英子

聖路加の象徴、聖ルカ礼拝堂の保存改修工事が完了し竣工を迎えます。1936年の竣工から80年を経た2018年6月から立ち入りを制限してきましたが、聖路加の理念を具現化した祈りの場の5年ぶりの再開を祝い、竣工記念礼拝を開催いたします。より多くの皆様と同じ時間を共有するためにライブ配信とし、礼拝堂の歴史として次代に映像記録を残すことといたしました。近代ゴシック様式の建築美の映像とともにお届けいたします。この記念をご案内いたしますとともに、礼拝堂改修の為に物心両面にわたりご支援をお寄せいただいた皆様に心より御礼申し上げます。 学校法人聖路加国際大学
理事長 佐々木新一

聖路加国際大学
聖ルカ礼拝堂

1936年竣工。学校法人聖路加国際大学に附属する施設であり、日本聖公会東京教区に属する礼拝堂でもある。設計者はバーガミニ、フォイアシュタイン、スワガー各氏。施工は清水組(現 清水建設)。礼拝堂およびステンドグラスはバーガミニ氏がデザインし、英国ペリキントン社に依頼、別府ステンドグラス製作所が組み立てた。

近代ゴシック様式による鉄筋コンクリート造りで、各柱は人造石貼り、天井や壁体は抗火石貼り、床はイタリア産のトラバーチンおよび大理石を混ぜて貼り、一部は楢板張り。

ドイツ・バロック様式のパイプオルガンはマルク・ガルニエ氏製作で、高さ約13メートル、パイプ総数2077本、ストップ数30。十字架の塔から一日三回、カリヨン・チャイムにより聖歌のメロディが流れる。

1936年竣工当時の礼拝堂は病院の中心に位置し、上階の各病棟から祈ることができるようにバルコニーがデザインされた。創設者トイスラー精神を受け継ぐ次世代の医療人の教育のため、そして、祈り・慰め・癒し・祝福を求める全ての方のため、キリスト教の愛を示し続ける使命を担う。

動画で見る聖ルカ礼拝堂

工事前の2021年6月に撮影した1936年当時そのままの礼拝堂の姿を撮影したドローン映像、そして貴重な抗火石が使われた天井の解体作業やステンドグラスの修繕等の工事記録を動画にてご覧いただけます。

2020年1月から2023年2月までの保存改修工事の様子を収めた動画です。礼拝堂に足場を組み、間近に見ることのできる美しいバラ窓や、天井に貼られた抗火石の解体と修復、人造石のクリーニングや取り外したステンドグラスの修繕の様子など、職人の方々の丁寧な作業の様子も含め、大変貴重な修復改修工事の様子が収められています。

聖ルカ礼拝堂にまつわる略年表

  • 1901年(明治34)米国聖公会宣教医師トイスラー博士により聖路加病院創立
  • 1912年(明治45)病院内に小さな礼拝堂の設置
  • 1920年(大正9)聖路加国際病院附属高等看護婦学校設立
  • 1923年(大正12)関東大震災により建物倒壊
  • 1924年(大正13)仮病院竣工
  • 1925年(大正14)仮病院の火災、礼拝堂完成感謝聖餐式
  • 1933年(昭和8)新病院(現在の旧館)竣工
  • 1934年(昭和9)トイスラー院長逝去
  • 1936年(昭和11)12月13日聖ルカ礼拝堂聖別式
  • 1937年(昭和12)ハモンドオルガン設置
  • 1945年(昭和20)敗戦により米陸軍が建物全てを接収
  • 1956年(昭和31)本館接収解除、返還記念礼拝、塔上十字架奉献式
  • 1965年(昭和40)聖ルカ礼拝堂聖歌隊創立
  • 1988年(昭和63)パイプオルガン設置
  • 1990年(平成2)オルガン委員会設立
  • 1992年(平成4)新病院(現在の本館)の完成、礼拝堂は旧館に保存
  • 1994年(平成6)再開発工事のため礼拝堂閉鎖
  • 1997年(平成9)礼拝堂で聖餐式を再開
  • 1999年(平成11)東京都選定歴史的建造物に指定
  • 2014年(平成26)大学と病院の法人一体化、キリスト教センター設置
  • 2018年(平成30)6月保存改修工事のため礼拝堂閉鎖
  • 2020年(令和2)8月新型コロナウイルス感染症の影響を受け工事中断
  • 2021年(令和3)11月工事着工
  • 2023年(令和5)3月20日礼拝堂竣工 、引渡し式
  • 2023年(令和5)4月9日礼拝堂再開、イースター礼拝
  • 2023年(令和5)4月28日竣工記念礼拝
(チャペルは)この医療施設の中心(心臓) The heart of the institution である。ルドルフ・B・トイスラー博士(創設者)「(チャペルは)この医療施設の中心(心臓)
 The heart of the institution である。」
ルドルフ・B・トイスラー博士(創設者)
アジアにおけるもっとも美しいチャペル
                  英国聖公会第100代カンタベリー大主教(A.M.ラムゼイ師父),1975年「アジアにおけるもっとも美しいチャペル」
英国聖公会第100代カンタベリー大主教
A.M.ラムゼイ師父, 1975年
チャペルがこの施設の心臓であるためには、病院に働くすべての人が、ここで、心を豊かにされ、力づけられて、各職場に送り出さねばならない筈である。従ってチャペルは、病院に働き学園に学ぶすべての人びとが、日常の激務から、疲れあるいは傷付いた精神と心をいやす、回復するための場「祈りの家」なのである。井原泰男司祭, 1962年「チャペルがこの施設の心臓であるためには、病院に働くすべての人が、
ここで、心を豊かにされ、力づけられて、各職場に送り出さねばならない筈である。
従ってチャペルは、病院に働き学園に学ぶすべての人びとが、日常の激務から、
疲れあるいは傷付いた精神と心をいやす、回復するための場「祈りの家」なのである。」
井原泰男司祭, 1962年

銀座・和光特注
聖路加オリジナル 鐘塔クロック

聖ルカ礼拝堂の竣工を記念し、聖路加のシンボル、十字架の塔をデザインした鐘塔クロックを限定販売いたします。銀座・和光による美しい装飾を施した特注品です。聖路加の歴史と未来の時を刻む記念品として、贈り物にも最適です。

  • 青と緑のテラコッタが印象的な装飾を同色のクリスタルで表現
  • 背面には聖路加のロゴと竣工年入り
  • 小さいながらも素敵な小空間を演出

価格:50,000円(税・国内送料込み)
商品寸法:約 横6.9×高さ13.6×奥行4cm 重量:約280g
素材:錫合金・真鍮にニッケル仕上げ、人工大理石、クリスタルガラス
仕様:クオーツ

  • 和光の包装紙によるラッピングと手提げ袋をご用意いたします。
  • 人工大理石部分は、お品によって色合いや雰囲気が若干異なります。
  • 写真やディスプレイ上では、色調や形状、大きさなど実物とは異なる印象を受ける場合がございます。
  • お支払い方法は、銀行振込(三菱UFJ銀行)のみとなります。
  • 販売は、インターネットまたはお電話/Faxでのお申込みとなります。
  • ご入金後のキャンセルはお受けできません。予めご了承ください。

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学校法人聖路加国際大学 法人事務局
tel: 03-5550-2245(直通)
fax: 03-6226-6376
mail: ho-jimukyoku@slcn.ac.jp