学校法人聖路加国際大学 医科学研究センター St.Luke’s International University Center for Medical Sciences

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医科学研究センターの概要

  • 聖路加国際病院(JCI認定)の各診療科・予防医療センター・研究倫理審査委員会との連携で貴重なヒト検体を適正・安全かつ円滑に利用可能
  • ベンチャーを含む企業が入居可能なスペースを確保(A区画募集中)
  • 開放的なオープンオフィスで研究員同士の交流が可能
  • 日常的なミーティングが行えるラウンジ・会議室と、国際会議の開催可能なホールを併設

経済活動や情報の国際化に伴い、医療においても国際化が必然となっております。中でも、近隣のアジア諸国の経済的発展に伴い、各国の医療・医学水準が急激に発展し競合するとともに、多くの人たちがより質の高い医療を求めて国境を越えて行き交う、いわゆる医療ツーリズムも現実化しています。私どもは、聖路加国際病院を受診される方々の期待に十分応えるために、患者さんが求める最先端の医療を提供し支えていくことが大切な使命と考えています。

さらに、医療の開発においても国際競争は激化しており、先駆的医療の前臨床・臨床開発を行う際には、根拠として国際基準を踏まえたデータが求められるようになっています。これらの背景を踏まえ、聖路加国際大学は国際標準の研究開発並びに先端医療を提供していくための社会に大きく開かれた基盤を、大学理念に基づく公益事業として建設・整備し、高度で質の高い解析情報を提供することで国内外の医学・医療の発展に寄与したいと考えています。この目標を実現するために、聖路加国際病院は2014年4月に聖路加国際大学に組織を改めました。さらに質の高い医療の提供のみならず、質の高い医学研究と教育を実施する体制整備に踏み出すために2016年3月には大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センターが竣工しました。

医科学研究センターは、医療の現場で行われる様々な研究を支援する最先端の基礎研究施設として2015年6月に暫定施設において発足し、2017年12月に大村進・美恵子記念聖路加臨床学術センター7階・8階に正式オープンいたしました。聖路加国際病院、予防医療センターや聖路加国際大学を中心にして行われる治験・先進医療、アカデミアや企業との共同研究、教員や学生が日々の臨床で抱いた疑問を科学的に解明するための様々な研究、さらには企業の受託研究を効率的にサポートしています。

大学・企業の枠を越えて外部の研究者が共同利用できる基礎研究施設である医科学研究センターは、先端的な基礎医学研究を行う研究者のサテライトラボ、トランスレーショナルリサーチの支援ラボ、あるいは学会主体の研究や多施設共同研究の検体保管・解析センターとして最適の環境を備えていると考えます。

施設概要

医科学研究センターは大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター7階フロアに①コア研究ゾーン(330㎡)、②企業専有ゾーン(A区画53㎡、B区画68㎡)、③株式会社聖路加エスアールエル先端医療研究センターのCAP/CLIA(College of American Pathologists/Clinical Laboratory Improvement Amendments)認定解析ゾーン、④8階フロアのバイオバンク施設に大きく分けられます。8階フロアはバイオバンク施設・保管庫として利用され、その総面積はおよそ計1,150㎡となります。実施可能な解析は、免疫学的解析(マルチカラーフローサイトメトリー、フローサイトメトリーを用いた細胞ソーティング、サイトカインや抗体の測定)、遺伝子解析やタンパク質解析を含む分子生物学的解析(PCR、定量PCR、シークエンス解析、ELISA、Western Blot等)、各種細胞生物学的解析などです。

研究用設備と機器

細胞生物学、分子生物学的手法を取り入れた研究を行うための機器の一部をご紹介させていただきます。

研究用設備(主要なもの)

機器名
マイクロプレート解析装置 液体窒素凍結保存庫
セルソーター 超低温保存庫(-80℃)
フローサイトメーター 低温保存庫(-30℃)
自動分注装置 冷蔵保存庫(4℃)
化学発光・蛍光撮影装置 冷蔵/冷凍保存庫(4℃/-30℃)
リアルタイムPCR クロマトチャンバー 
サーマルサイクラー バイオクリーンベンチ 
分光光度計 バイオハザード対策用キャビネット
倒立型蛍光顕微鏡 CO2インキュベーター
倒立顕微鏡 電子天秤
実体顕微鏡 恒温振盪培養器
共焦点レーザー顕微鏡 小型高速冷却遠心機
温度監視システム 卓上多本架遠心機
検体管理システム 高速冷却遠心機

解析の品質確保のための取り組み

検体の受け入れから解析、さらには保存を確実に行うために独自の検体管理システム(SACCESS)を導入しました。これは、聖路加国際病院・医科学研究センターのニーズに合わせてIT企業に開発を依頼したもので、検体受け入れから解析終了、保存に至るまで、すべてのログが記録されるシステムです。また、検体ならびに解析がバーコード管理できることも特長です。このシステムを導入することで、検体の取り違えを避けるとともに、解析のトレーサビリティを確保し、さらに検体提供者の個人情報も最大限に保護されると考えます。

検体の保存や解析に影響を及ぼす機器、例えば冷凍庫、冷蔵庫、培養機器関係には、温度センサーと共に異常時の警報ならびに研究者の携帯電話への自動発報装置を装備し、検体の安全保管にも最大限の取り組みをしています。

お問い合わせ先

聖路加国際大学 医科学研究センター

MAIL: slkyodolab@luke.ac.jp